かねてより建築研究振興協会の委員会において
ご指導・ご助言を頂いて作成して参りました
「宅地の災害耐力カルテ」ですが、
この度ようやく技術評価書を取得いたしました。

昨今頻発する自然災害に対して、
いつまでも公助を当てにする訳にもいかず、
自助の第一歩として自分が住んでいる宅地について、
自身が危険箇所を知ることが必要と考えております。

擁壁やブロック塀の危険性については
建築学会や国交省がそれぞれに
マニュアルや指針を公表しています。

土砂災害や浸水、液状化については、
それぞれに危険区域の設定や
ハザードマップの色付けがされている程度で、
自然災害全般を対象として
個別の宅地の危険度を調べるツールとして
まとめられたものはありません。

そこで、「宅地の災害耐力カルテ」という、
宅地の災害に対する危険度区分を
点数化して評価する診断ツールを作成しました。

宅地の危険性を評価するのは非常に難しいですが、
宅地の自然災害に対する安全性について関心を持ち、
おおまかな危険度のチェックが出来るようにしました。

今後カルテをより多くの方々にご利用いただくと
改善点等も多々出てくると思われるが、
その都度、検討・改善を重ねていきたいと
思っております。

説明会や講習会を予定しておりますが、
ご興味をお持ちいただいた方々には
個別にご説明させていただきますので、
少しでもご興味がおありでしたら
お気軽にお問い合わせください！

技術評価書とその概要はこちらからご覧いただけます