住宅の不同沈下・地盤改良、自然災害による住宅被害の復旧工事等、住宅の基礎地盤の全てのご相談に応じます。WASC(ワスク)は住宅の基礎と地盤の専門会社です。

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お知らせ

  • 「震災対策技術展@横浜」出展のお知らせ

    2018/1/30

    いよいよ開催が迫って参りましたが、
    昨年に引き続き、「震災対策技術展@横浜」に出展します!

    出展内容は以下の2点です。
    ①「モードセル工法」
    自然災害で不同沈下した建物の沈下修正で経済的負担を軽減する
    ②「クイットメル工法」
    自然災害で斜面が崩落しても建物下の小口径鋼管杭の杭頭を拘束し杭を動かさない

    「クイットメル工法」は 現在弊社で開発中の新工法で、
    今回の出展が初公開となります!

    会場 パシフィコ横浜 Dホール
    会期 2017年2月8日(木) 10:00~17:00
       2017年2月9日(金) 10:00~17:00

    来場をご希望の方は、ご連絡頂ければ招待状をお送り致しますので、
    皆さんのご来場を心よりお待ちしております!

  • 「第3回熊本市液状化対策技術検討委員会」開催

    2018/1/30

    昨日1月25日(木)熊本市役所で第3回の検討委員会が開催され、
    昨年6・10月に続き、今回も傍聴して来ました。

    熊本地震液状化被災地域を対象に、 公共施設と宅地を一体的に地盤改良する
    国の「宅地液状化防止事業」の活用を検討するものです。

    これまで2回開催された委員会での検討から、
    「地下水低下工法」で進められる事が前提で、
    今回の議事は主に以下の3点でした。

    (1)前回の委員会の確認事項
    (2)液状化対策の目標値の方針
    (3)実証実験の計画

    地下水位をGL-3m以深まで低下させれば液状化対策の効果有とし、
    その際の目標値を地表変位量(Dcy)<10cmと設定されました。

    また、実証実験の実施に先立って行われた解析結果では、
    地下水の流入を防ぐ鋼矢板の長さを2種類(L=11m、23m)設定し、
    それぞれの長さを施工した上で地下水位を低下させた際の地表面沈下量は、
    許容値として設定した10cmを超える結果になったと発表されました。

    ●Dcy<10cmが、許容値として妥当か?
    ●鋼矢板の長さについて費用・施工性の問題は?
    ●許容値を超える解析結果となる実証実験を、このまま進める意図は?
    ●"個別対策の目標値についても今後検討していく"とされたが、
     個別対策で求める目標は個人が判断するものでは?

    敷地の一部で液状化が生じた公園で来月2月には試験施工開始、
    4月から動態観測開始の予定です。

    熊本市・委員会の動向には、今後も引き続き要注目です。

  • 鹿児島城(別名「鶴丸城」)御楼門復元工事立ち会い

    2018/1/30

    鹿児島城(別名「鶴丸城」)御楼門復元工事立ち会い

    大河ドラマ「西郷どん」で注目されている鹿児島県ですが、
    薩摩藩島津家の居城だった鶴丸城の御楼門は
    1873年に本丸等と共に消失しておりましたが、
    明治維新から150年を迎えた事から
    今年度から御楼門復元工事がスタートしました。

    工事に先立ちって行われた遺跡発掘跡の埋め戻しを、
    基礎塾でもご紹介している「版築工法」で行うという事で
    工事を受注された株式会社江藤建設工業さんから
    施工前に基本配合をご相談を頂いた関係で
    施工立ち会いをして来ました。

    版築とは、土を建材に用い強く突き固めていき、
    堅固な土壁や建築の基礎部分を徐々に高く構築する工法で、
    今回の施工では、土に鹿児島のシラスを使用し、
    石灰と苦汁を配合したものを付き固めています。

    国内でも古くから多くの古墳や建物下の補強等に用いられ、
    法隆寺の築地塀や高松塚古墳が有名です。

    施工方法は浅層混合処理工法(表層改良)と類似していますが、
    表層改良はセメント系固化材を使用しているのに対して
    版築工法は材料が全て天然素材であるという事が挙げられます。

    今回の施工で版築が採用された理由は、
    「文化遺産であるから従来と同じ方法で」との
    鹿児島県の要望によるものと聞いています。

    セメントと水と土を混ぜればモルタルに、
    更に砕石を加えるとコンクリートになりますが、
    両者とも突き固めなくても、時間が経てば固まります。

    一方で版築は、気温・湿度に合わせて調合を調整し、
    突き固め回数や撒き出し厚さを使用する土の特性に合わせて
    状況に応じて突き固めないと固まりません。

    手間はセメントを使用する場合に比べて格段に掛かりますが、
    耐久性が現在の地盤改良と比較してずば抜けている事は
    1400年余り前に施工された法隆寺でも実証済みで、
    寺社仏閣等の古建築の建替えや移築でも検討されており、
    環境に優しい地盤補強工法です。

    鶴丸城御楼門復元に伴う版築による埋め戻し工事は、
    来月上旬まで続くとの事ですので、
    鹿児島に行かれる際には一見の価値有りです!

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